【神式】神霊祭:翌日祭~忌明け祭

霊前祭・神霊祭、翌日祭について

神式での葬儀ではあまり馴染みのない言葉がいろいろあります。
まず神霊祭は仏教でいう初七日や四十九日のときに行う法要のことを言います。
この神霊祭は霊前祭とも言います。

神霊祭(霊前祭)の正式な儀式としては、仏式の葬式にあたる葬場祭後にまず翌日祭が行われます。
葬儀が滞りなく終わったことを報告するために、神官を自宅などに招いて翌日祭の儀式を行い、次は亡くなってから数えて十日ごとに十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭、五十日祭を執り行うことになるのです。

しかし最近は十日祭~四十日祭は省略され五十日祭を行うことがほとんどです。
五十日祭とは、いわゆる仏教で四十九日の法要の意味と、とてもよく似ています。
仏教では四十九日で忌明けになり、神道では五十日祭で忌明けとなるのです。

忌明け祭と清祓の儀について

神道では亡くなった日から50日目の五十日祭を忌明けとするため、このときには親せきや友人などを呼び盛大に儀式を行います。
その翌日に忌明け祓いを行う忌明け祭と、清めのための「清祓いの儀」を行い、神棚の白紙と封じを取ることができるのです。

ご贈答のマナー

五十日祭のご贈答のマナーについても知っておきましょう。
神霊祭にお呼びした神官への謝礼は遺族からお払いするもので、金封の表書きには「御祭祀料」「御祈祷料」
「御神饌料」「御礼」と書きます。
御礼を入れる場合は金封なら「双銀結切り」や「双銀あわび結び」、「黄白結切り」や「黄白あわび結び」、あるいは「水引熨斗なし」となります。

また、のし袋を使用する場合は「白無地」「黄白結切り」「黄白あわび結び」とします。
そして神官には謝礼の他に、「お膳料」と「お車料」を付けることも忘れないようにしましょう。
さて、五十日祭に呼ばれた場合、身内や友人、知人は遺族に対してのご贈答については、のし袋などの表書きは「御霊前」「玉串料」「御榊料」と書きます。

金封を使用する場合は、「双銀結切り」や「双銀あわび結び」、「黄白結切り」や「黄白あわび結び」、「水引熨斗なし」などを選びます。
もし、のし袋を使用する場合は「白無地」や「黄白(銀)結切り」「黄白(銀)あわび結び」を使用しましょう。
また三十日祭や五十日祭にお供えを送ることが多く、この場合にはのし紙は白無地を使用し、表書きには「お供物」「お供」と書きます。

そして三十日祭、五十日祭の香奠返しは、遺族からご贈答などをいただいた方へ贈るもので、商品ののし紙は「藍銀結切り(蓮なし)」や「藍銀あわび結び(蓮なし)」、「黄白結切り」や「黄白あわび結び」を使用します。
表書きには「偲び草」「志」「今日志」「茶の子」などが適切です。