厄除け・厄年

厄除けは厄年に行うもの

厄年はしっかり厄払いしてもらうほうがいいといわれます。
若い方は厄年とは何かを知らない方もいますが、厄年というのは「厄災に遭遇することが多い年齢」です。

厄年という言葉が利用されるようになったのは、平安時代と言われていますので、その当時から「厄災」という考え方があり、また、厄災に遭遇する年代が理解されていたということになるので、厄除けとか厄年なんて関係ないという人もいますが、あながち無視できないことなのかもしれません。

民俗学では厄年を役年としていて、この年齢になると神社、お寺で「役」お手伝い的なことを行う役割があり、お手伝いを行う先がお寺さんだったり神社だったりすることから、身を清め行いを慎む必要があるとされていました。
この役を終えると一人前の社会人と認められたということなので、昔はとても大きな出来事だったと考えられます。

この役年の年齢、厄年の年齢は体も心も不安定で、体と心の病気をすることも多く、思い悩むことも多い説も区の年齢です。
そのため、厄災から逃れるために厄払いをするようになったといわれています。

陰陽道からみても厄年はよくない年

厄年に深くかかわっているのが陰陽道です。
古代中国で誕生した自然哲学思想、陰陽五行説などが組み合わさり、日本独自に発展していったもので、映画などでも有名になった陰陽師は、厄災を払う祈祷を行ったり、未来を予見するなど、現代の占い師、祈祷師と同じような役割を果たしていました。

厄年に関しては地域でその厄年が異なっていたのですが、この陰陽道をもとに方位や吉凶とともに厄年が定められたのです。

厄年は数えの年齢で判断し、通常男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳です。
なかでも男性の場合は42歳、女性であれば33歳になる年は本厄と呼ばれ、前厄と後厄(前後の年齢)を合わせた3年間は厄災に気を配る必要があるといわれています。

確かに男性の42歳あたり、また女性の33歳あたりは体に異変を感じる方も多いとされています。
確固たる理由はなくとも、この年齢当たりで人の体が何か大きく変化するのかもしれません。
精神的にも肉体的にも変調を崩したり、また後から考えてみると事故があった年だったり、何かしらよくないことが起こっている時期だったと感じることも多いのです。

厄除けを贈る

厄年の方に厄除けを贈るということなら、肌身離さずつけていられるもの、また長いもの、うろこ模様のものが吉といわれています。
例えば男性ならベルト、ネクタイなど日常的に利用するもの、定期入れなど普段必ず持って歩くものなどがよいとされ、女性にはネックレス、財布、ポーチなど、やはり日常的につけておけるもの、持っておけるものがよいといわれます。

厄除けの祈願金を贈る際には、表書きに厄除け祈願、厄払い祈願などを書き、結切り祝、赤白結切りなどを利用します。
厄除けの祈願品を贈る際、表書きは同じですが、熨斗紙は5本結切り祝です。

祈願のお返しをする際には厄除け内祝い、内祝などの表書き、熨斗紙は5本結切り祝です。
厄落ち祝をする場合には、「祝 厄払い」「祝 厄落ち」などの表書きをつけて、熨斗紙は5本結切り祝のものを用いましょう。