宇宙葬

宇宙葬も自然葬の一つ

宇宙葬と聞くと壮大な葬儀だなと感じますが、実は海外ではすでに行われている葬儀の形で、空、宇宙に思いをはせてきた故人、またそのご家族にとって希望を現実にできる葬儀として今、日本でも注目が集まっています。

宇宙葬といっても想像がつかない、ぴんと来ないという方も多いでしょう。
宇宙葬は人工衛星を利用し複数のご遺骨を宇宙に打ち上げる葬儀です。

宇宙葬を希望される各個人のご遺骨をカプセルに入れて、人工衛星にのせます。
人工衛星は地球の周回軌道に乗ると数か月、場合によっては数年たってから地球に再突入するというシステムになっています。
地球に再突入する際、大気圏で人工衛星は燃え尽きるため、ご遺骨もここで宇宙の一部となります。

人工衛星は完全にすべて燃え尽きる計算になっており、衛星軌道上を周回し続ける宇宙ゴミのようにさまようことなく、宇宙の一部となって消滅します。

どの程度の費用が掛かるのか

自分の葬儀は宇宙葬にしてほしいと希望を持たれる方も多いと思いますが、気になるのはその費用でしょう。
実際、ここ数年世界では宇宙葬が行われていますが、宇宙葬を執り行っている企業の費用を見てみると、1990ドル、日本円で20万円くらいの費用です。
宇宙葬というこれまでになかった葬儀を考えてみると、日本円で20万円という金額はかなりリーズナブルだと感じます。

一般的な日本の葬儀は200万円以上かかるとされていますので、この費用を見ても宇宙葬は費用が掛からない葬儀といえます。
この企業では宇宙葬のアプリを利用することで、今人工衛星がどの位置にいるのか確認することもできるので、空を見上げて故人が今上空にいるんだということも感じられ、ご遺族にとって、また故人にとってもロマンのある葬儀となるでしょう。

日本で利用できるのは、海外で行っている宇宙葬企業の代理店へ申し込むことで利用できます。
ただ、日本で利用する場合、ロケット打ち上げで宇宙への散骨を行うプランで45万円ほどかかります。
人工衛星プランでは95万円です。
海外で行うよりも費用が高くなりますが、それでも一般葬を行うよりも安く利用できるということもあり、今注目の葬儀となっています。

バルーンを利用した宇宙葬

ご遺灰を直径1.5m~2mのバルーンに詰めて、大空に飛ばし散骨するバルーン宇宙葬という葬儀もあります。
一般的にバルーンは90分ほどで高度30km(成層圏あたり)まで飛んでいき、そこで破裂し空に散骨されるということになります。

日本の法律では節度を持った葬送であれば法律に触れないとされており、環境省もバルーンを飛ばすことに制限はなく法律に触れるとはしていないため、バルーン宇宙葬を選択されるのもいいかもしれません。