散骨・海洋葬

散骨・海洋葬という葬儀もある

人がお亡くなりになると、葬儀を行い火葬され御骨壺に入り、その後お墓に納められます。
これが通常の葬儀の仕方、スタイルとして昔から行われてきたのですが、最近は葬儀のスタイルが多様化し、時に個人が遺言で家族葬にしてほしいと言い残すこともありますし、時にご家族が希望され、経済的理由また宗教などにこだわりがないことから火葬式、直葬など通常の葬儀の形にこだわらないスタイルが望まれることもあります。

大切な人が亡くなったことを受け止め、悲しみ、しっかりとお別れができる形で、ご家族が納得のいく葬儀となれば、どのようなスタイルの葬儀でも全く構わないと感じます。

最近は遺骨を自然に還すという観点から、お骨を御骨壺に入れてお墓に埋葬するということではなく、海や野山に散骨するという、自然の摂理に沿ったさようならの形を選択される方も少なくありません。
場所は海、野山に限らず、空、また宇宙への散骨などいろいろですが、芸能界、著名人の方の中でもご家族が散骨・海洋葬を望まれ実際に行ったご家族がいて、話題になったことでも、この海洋葬・散骨というスタイルを選択する一般の方が多くなっている要因でしょう。

古来より続く自然な葬儀の形

散骨は海や野山、空や宇宙などにお骨を還します。
火葬が法律で定められる前は土葬でした。
しかし土葬は野犬にご遺体を荒らされてしまう可能性もあり、法律で定められた場所で火葬したうえでお骨を専用の壺に納め、それをお墓に埋葬して弔うという現在の形になりましたが、海外では以前から散骨や海洋葬などが行われており、特に珍しいことではありません。

葬儀を行って火葬し、お骨を骨壺に入れて埋葬するのが通例、という葬儀の形にこだわりなく、故人らしく、またご家族の意思で最後をどうするのか、しっかり考えることができるというのも、志和瀬奈ことなのかもしれません。

子供に迷惑をかけたくないという考え方

お墓があるということは通常、供養が必要です。
3回忌、7回忌と、続けようと思えばずっとこうした法事を行えますし、供養は先祖代々行っていくものです。

兄弟姉妹が多く先祖の供養をずっと継続できるならいいのですが、今は少子化で子供も少なく、都市部に仕事が集中しているということもあり、祖父母世代と同居されているご家族は少ない状態です。
実家のある田舎で墓を守るのは、大変なことです。

自分が亡くなった後、子供たちにお墓の管理で負担をかけるのはかわいそうということで、葬儀の形にこだわることなく、また墓にこだわることもなく、散骨や海洋葬を遺言で希望するという方も多いです。

海洋葬と散骨の方法

海洋葬、散骨を希望される場合、方法としては個別、合同、委託という三つの方法がありますが、一番費用が掛かるのは船をチャーターし散骨する方法です。
個人で行うか、それとも散骨を希望されるご家族が合同で行うかでかかってくる費用も違いますが、一般的に1名、また5名くらいの人数で散骨する場合は10万円くらいから、10人くらいで散骨を希望される場合30万円くらいと考えておくといいでしょう。

個別、合同のほかに海洋葬、散骨を行っている業者に委託して海などに散骨してもらう方法もあります。
ご家族が船に乗船していくことがないため、費用はかなり安く一般的に3万円くらいから利用できます。

現在日本の法律では、墓地埋葬等による法律という決まりがありその中で遺骨の取り扱いが決まっていますが、散骨に関してはこの法律に当てはまることがないため、「節度を守って散骨すれば問題ない」というのが現状です。

海は漁業関係者が常に行きかう場所であり、その近くで生活されている方も大勢いらっしゃいます。
その方々に迷惑にならないように散骨することが大切です。
委託の業者の中には悪徳業者もいますので、もしも委託を希望される場合、評判のいい信頼のおける業者に依頼すべきです。