シンガポールの葬儀方法

旅行先としてもおなじみシンガポールの葬儀とは

シンガポールは日本人の観光旅行先としても有名で人気があります。
この国に暮らしている方々は多国籍で、550万人という人口の中、4割弱が永住している多国籍の方々です。

華人、マレー系、インド系、ユーラシア系などに分けることができ、2言語を話すという人が多いです。
マレー語は儀礼式にもあまり利用されなくなっており、行政、ビジネスでは英語を利用します。

仕事熱心で男女関係なくよく働く国民性を持っているので、都市部では自炊することが少なく、ほとんどが外食というのもシンガポールの特徴的なところです。
そんなシンガポールでの葬儀はどのように行われるのかというと、日本の様に悲しみに包まれて静かに進むということはなく、明るく賑やかに行う葬儀です。

多国籍だからこそ多宗教の葬儀がある

仏教が3割、キリスト系とイスラム系が2割弱、道教が1割、ヒンドゥー教が0.5割、という状態のシンガポールは、宗教によって葬儀にも違いがあります。

ただ日本の仏式の葬儀とは全く違い、通夜、葬儀において悲しい顔をされている方が少なく、笑顔すら見る事の出来る賑やかな葬儀です。
バンドをよび賑やかに葬儀を行う所もありますし、トランペット、ドラムなどが朝から鳴り響きまるでお祭のような雰囲気です。

通夜は半屋外で行う事が多いので、テーブルで酒盛りが始まっていたり、麻雀などのゲームを楽しむ人もいます。
亡くなった方と最後の時間を楽しく過ごすという意味が込められているのかもしれません。

シンガポールの中流家庭の葬儀はなんと1週間

日本では葬儀場で行う事が多くなっていますが、シンガポールは屋外道路にテントを張ってそこに故人の写真と棺が安置されているというスタイルです。

祭壇の前には丸テーブルが置かれ、そこで葬儀の間は食事をし、酒を飲み、マージャンをしたりトランプを行うなど、賑やかに過ごします。
ふとこうした光景を日本人がみたら、きっとお祭?と思ってしまうだろう・・・と思うほど、本当に賑やかなのです。

中流家庭の葬儀となると、通常1週間くらいは葬儀が継続され、この間、多く方が葬儀場に集まり飲み食いするのです。
20人以上の楽団員が音楽を演奏し、しかも演奏する曲は最近流行している歌などですから、やはり日本とは全く違う葬儀文化を持っているとここでも感じます。

葬儀が終了し述べ送りの為葬列が出発します。
葬列については故人の名が入った花輪を先頭にして、楽団が続き、御坊様、霊きゅう車、張りぼてで作られている高級車、家の模型、さらに解放者が並びます。

この賑やかな葬列は、野辺送りに近づいてくる悪霊を音楽に折って追い払うという意味を込めて行うものだそうです。

喪服などもなく故人に近い親族などは白いシャツを着るということがマナーです。
日本人がシンガポールでの葬儀に、くらい漢字の洋服を着ていくと普通の服装の中、また親族が白を着ている中、かなり目立ちますので、ラフな格好で行く方がいいのかもしれません。

御香典は参列者の気持ちとされ、通常20ドルから30ドル程度、本当に親しかった人には50ドルを渡すという方も多いようです。