イタリアの葬儀方法

日本同様厳かな雰囲気の中行われるイタリアの葬儀

人がお亡くなりになるということはご家族、親族、親しい人にとって本当に悲しみが深いもので、その方の生前を思い、また、もう会えなくなってしまうことと思い、涙にくれる中行われます。

教会で家族や親族などにより葬儀が行われますが、本人の希望によって火葬・土葬を選択します。
基本的にイタリア人はカトリック教徒なので、通常キリストにささげ復活を祈るということになり、土葬を選択される方が多いようです。

お亡くなりになった方が眠っている棺には、その周囲を色とりどりの美しい花で飾り、厳かに静寂の中行われる葬儀でも、お亡くなりになった方が安らかにいけるよう、また残されたご家族の気持ちを少しでも和らげるようにと美しい雰囲気を作り出すのもイタリアの葬儀ならではです。

パイプオルガンに合わせ聖歌隊が歌うなど、葬儀によっては歌も取り入れられ、ご家族は故人との最後の別れを荘厳で美しい空間の中済ませるのです。

死亡通知報告や葬儀が行われる場所は?

イタリアで人がお亡くなりになると、その方が暮らしていた区域の町中に、死去された報告の掲示板が貼られます。
このことによってご近所、また交流があった方はお亡くなりになったということをすぐに理解できるのです。

香典を出すという文化が元々ないので、お亡くなりになった方の葬儀に行くなどの際、お金を準備するということはなく、香典の代わりに「Mi dispiace molto(ひどく残念です)」というお悔やみの言葉を述べます。
日本の仏式の葬儀の場合、常にお線香が絶えないように誰かしらお線香をたいていますが、イタリアは教会でろうそくをともし、亡き人のために祈りを捧げます。
自宅でお亡くなりになった場合とは違い病院でお亡くなりになったという場合、ご遺体が自宅に戻るということがないので家に戻りろうそくをともすということもありません。

葬儀は教会で行われ、厳かな雰囲気の中、祭壇の前に縦方向い置かれ、お亡くなりになった方が生前好きだったお花が並べられます。
日本の場合、菊の花という印象が強いのですがイタリアでは色とりどり、個人や家族が愛した花を棺にもいれますし、祭壇に並べられるのです。

神父はお亡くなりになった方の簡単な経歴、さらに安らかに眠る事が出来るようにと祈りをささげ、ミサなどを行って1時間ほどで終了します。

服装はどのような感じになるのか

中国などではかなり派手な葬儀で、黒というくらい色のイメージがありませんが、イタリアの場合も日本と同じように、暗めの色で悲しみを表すことが求められます。
グレーや黒のワンピースなどが多いようです。

男性はネクタイとスーツ、ほぼ黒でも喪服という概念はないようですが、黒を着用される方が多いでしょう。