コロンビアの葬儀方法

世界遺産カルタヘナのある国、コロンビア

コロンビアは赤道に近いという国ですが、南米をチリまで貫くというアンデス山脈の中腹にある首都ボゴタは、標高2640mという位置にあるため、年間を通じて冬から春くらいの気候です。
世界遺産カルタヘナはカリブ海に面しているため、冬でも30度を超える地域で、ここは観光客もかなり訪れていますし、クルーズでセレブ達がやってくる街でもあります。

自然が豊かで美しい国コロンビアではどのような葬儀の風習があるのか、また特徴的な部分はどのような部分なのでしょうか。

コロンビア葬儀は普段着、カジュアルで参列する人が多い

日本の葬儀の場合、葬儀を取り仕切る喪主がいますが、コロンビアの葬儀では喪主という習慣がなく、参列される方々も普段着の方ばかりです。
ジーパンの方もいますしジャージの方も少なくありません。

女性は花柄のワンピースなど、日本では考えられないような服装で参列している方も多いのです。
実はこうした葬儀の際に喪服という風習がある日本が珍しく、世界を見ると暗い色の洋服で・・・という国は多いのですが、普段着でもよしとする国も少なくないのです。

コロンビアではなくなった方をタナトリオに運ぶ

日本では自宅で家族などがなくなった場合、病気をしていた方でも検視を受ける必要があります。
近頃は自宅で亡くなるということが少なく、ほとんどの場合、病院で亡くなるというケースになっていますので、病院にとりあえず安置してもらい、それから自宅に運ぶことになります。

コロンビア場合は、お亡くなりになるとタナトリオという場所に運ばれます。
タナトリオというのは、死体安置所という意味で、ここで御遺体を預かってくれます。
病院に駆けつけて合う事が出来れば病院で対面できるかもしれませんが、タナトリオに運ばれてからではビニールに覆われている顔以外見る事が出来ません。

タナトリオでは、遺族が故人にキスをするなどして最後のお別れが出来ますが、時間は5分程度しかないので非常に短いという特徴があります。
葬儀の段取りを行うため、タナトリオに預けてご家族が準備を進めますが、その間、タナトリオにある別室に宿泊するご家族もいます。

故人はガラスを通してみることができますが、日本はお亡くなりになってから通夜が始まるまで、お布団の上でご家族が見守る事もできるので、やはりお亡くなりになった方に対する考え方が国によって違うと感じます。

コロンビアのお墓は個性的

コロンビアでは火葬という風習がなく、通常お墓に土葬されます。
海外でも火葬は少しずつ多くなっていますが、土葬という所も多く、映画でゾンビものが多いというのも、海外に土葬が多いから?ともいえます。

コロンビアではお墓が個性的で、棺こそシンプルですがその上に置かれるお墓は、ロッカーのようなものになっていたり、大きな十字架だったり、ミニチュアの家のような作りのお墓も見られます。
お金を持っている方は故人の銅像を作りお墓とすることもあり、非常に構成豊かなお墓を見ることができます。

葬儀は音楽を流したり、演奏したり、非常に明るいもので、拍手、口笛などを行う方もいて、静かに悲しみの中、執り行う日本と比較するとかなり賑やかなものです。

コロンビアはカトリックが多く、人がお亡くなりになると同時に永遠の命を手に入れることができるとされています。
そのため、葬儀は第二の誕生日と考える方も多く、笑顔も見られる葬儀なのです。