四十九日の法要

最後のご奉公

身内が亡くなり、喪主ともなれば、悲しみにくれるまもなく、
葬儀の準備や役所の手続きなどに追われ、ようやくひと段落ついたと思うと、
納骨や四十九日の法要をしなければなりません。
言い換えれば四十九日の法要と納骨は、
故人を旅立たせる最後のご奉公といってもよいでしょう。

元々四十九日の法要とは、別名では七七日(なななのか)や満中陰と呼ばれ、
インド仏教で、身罷った日を含め7日毎に7週間(つまりは49日)法要を行っていたものを
簡素化したものです。
仏教では、輪廻の思想により、没後49日目に、閻魔大王の裁きが言い渡され、
次に六道中のどの世界に生まれ変わるかが決まるとされていたからです。
四十九日の法要を迎えるにあたり、準備や手配をしなければならないことがいくつかあります。
その中で、もっとも早めにおこなわなくてはならないのが、位牌です。
葬儀の時に、葬儀社が容易した、白木の位牌ではなく、漆塗りの本位牌で、
戒名を入れた位牌です。
早めに行う理由としては、仏壇・仏具屋などに依頼した場合、
1週間から2週間かかるからです。

頭に入れておくべき重要な点

戒名を彫って入れた後に漆塗りと行うため、きちんとしたものでは、
それぐらいの日数がかかってしまうことを念頭にいれておかねばなりません。
後々に位牌を守る子孫がいれば、どんなに短くとも50回忌(50年)は、
この本位牌が使われるのです。
多くはないものの、スピード位牌作成などの看板に惑わされれば、
50年なんて到底もたないものをつかまされてしまいかねません。
通常、四十九日の法要を行い、その日のうちに菩提である墓地に納骨します。
しかし参列者が多い場合などは、四十九日目では、都合が付かない場合が多く、
日本の近代仏教では、四十九日目が平日の場合、
その直前の土日祭日などを利用する場合も多いようです。

ただし、四十九日目より後では、故人の魂が極楽浄土へ旅立つ日が遅れ、
その間、さまよい苦しむとされていて、直前に行うことが許されているという理屈のようです。
四十九日の法要でのもっとも重要な儀式は、
葬儀で作った白木位牌から黒い本位牌に魂を移すことです。
ですから当然ながら菩提寺の住職などに執り行ってもらう必要があります。
執り行う場所に関しては、自宅でも、菩提寺でも、また菩提寺がない方の場合には、
霊園墓地内にあるメモリアルセンターのような場所でも、行われる場合があるようです。
通常、菩提寺がある場合、白木位牌は住職により、菩提寺にて祀られ、
本位牌は自宅の仏壇に置かれます。

最近は、こうした手配まで執り行う葬儀社も多いようですが、費用の面では、
自分で直接全てを手配するのと比較すると倍ぐらいの費用がかかってしまいます。
四十九日の法要では、参列も肉親や親族だけの場合が多く、
すでに家に仏壇のある方なら、親しくしている仏具屋もあるでしょうし、
あとは菩提寺の住職に葬儀の際に四十九日の法要までの日にちの都合などを
打ち合わせておくことをおすすめします。
四十九日の法要法要後と納骨までの間の参列者とお坊さんの
会食の席などのアレンジなども忘れないほうがよいでしょう。